OpenStack Ussuri マニュアルインストールその7―Horizon 編
Controller
- Horizon はダッシュボードサービス
- Web GUI から VM インスタンスやネットワーク管理などの簡単な操作ができてしまう
- 細かな設定をする場合は CLI が必要になることもあるらしいが、簡単な設定は Horizon で済んでしまう
- Keystone のみあればインストール可能なので Keystone インストール直後に Horizon を入れて Glance や Nova、Neutron などが入っていく様子を Web から眺めてみるのもありかもしれない
インストール
OpenStack Docs: Install and configure for Ubuntu - Install and configure components
パッケージインストール
root user
apt install openstack-dashboard
/etc/openstack-dashboard/local_settings.py
編集# ... # コントローラノードのホスト名 # おそらくKeystoneのAPIエンドポイントアクセス用なので # 管理ネットワークで接続できる(`/etc/hosts`に書いた)`controller`でよい OPENSTACK_HOST = "controller" # 接続を受け付けるホスト名 # Ubuntuの構成セクションにも`ALLOWED_HOSTS`変数があるがこちらは変えてはならないので注意! # ワイルドカード指定もできるので、セキュリティを考えて設定するとよい # ALLOWED_HOSTS = ['one.example.com', 'two.example.com'] ALLOWED_HOSTS = ['*'] # セッションストレージにmemcachedを指定 # 他のセッションストレージの記述はコメントアウトする SESSION_ENGINE = 'django.contrib.sessions.backends.cache' CACHES = { 'default': { 'BACKEND': 'django.core.cache.backends.memcached.MemcachedCache', 'LOCATION': 'controller:11211', } } # Keystone APIエンドポイント # ドキュメントには # OPENSTACK_KEYSTONE_URL = "http://%s/identity/v3" % OPENSTACK_HOST # とあるが、 KeystoneのAPIエンドポイントはポート5000を使用しているので # ポート5000を書かないと認証できず一生ログインできないので注意! OPENSTACK_KEYSTONE_URL = "http://%s:5000/identity/v3" % OPENSTACK_HOST # Keystoneマルチドメインを有効 # OpenStackの`Default`ドメイン以外も指定できるようになるということ…? # Default以外のドメインを使わないのであれば追加しなくてよい # OPENSTACK_KEYSTONE_MULTIDOMAIN_SUPPORT = True # 各APIバージョン OPENSTACK_API_VERSIONS = { "identity": 3, "image": 2, "volume": 3, } # ダッシュボード上でユーザ作成した場合のデフォルトのOpenStackのドメインを`Default`とする # ダッシュボード上でユーザ作成した場合のデフォルトの役割を`user`とする # が、この設定効いていない気がするので追加しなくよいと思います… # OPENSTACK_KEYSTONE_DEFAULT_DOMAIN = "Default" # OPENSTACK_KEYSTONE_DEFAULT_ROLE = "user" # タイムゾーン変更(任意) TIME_ZONE = "Asia/Tokyo" # ... # デフォルトではUbuntuカラーのテーマだが、変更することも可能(任意) # ファイル末尾に設定がある ############################################################################### # Ubuntu Settings ############################################################################### # The default theme if no cookie is present # DEFAULT_THEME = 'ubuntu' DEFAULT_THEME = 'default' # ...
local_settings.py
内にはALLOWED_HOSTS
が 2 つあり、そのうち Ubuntu の構成セクションのALLOWED_HOSTS
は変えてはならないので注意OPENSTACK_KEYSTONE_URL
にポート 5000 を追加する必要があるので注意- Django 製なので詳細は Django に従う
/etc/apache2/conf-available/openstack-dashboard.conf
確認WSGIApplicationGroup %{GLOBAL}
の行があることを確認するなければ追加する
# ... WSGIApplicationGroup %{GLOBAL} # ...
サービス再起動
OpenStack Docs: Install and configure for Ubuntu - Finalize installation
root user
systemctl restart apache2
動作確認
OpenStack Docs: Verify operation for Ubuntu
http://[Accessable Domain Name / IP Address]/horizon
にアクセスするDefault
ドメイン、admin
ユーザ、ADMIN_PASS
パスワードでadmin
プロジェクトにログインできることを確認する
CautionADMIN_PASS
はadmin
ユーザのパスワードに書き換えるKeystone インストール手順の動作確認で
myproject
プロジェクトを作成しているはずなので、Default
ドメイン、myuser
ユーザ、DEMO_PASS
パスワードでmyproject
プロジェクトにログインできることを確認する
CautionDEMO_PASS
はmyuser
ユーザのパスワードに書き換える
おわり
以上で Horizon 編終了です
お疲れ様でした
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